日蝕に思うイメージ戦略
イメージ戦略を大いに推奨するわけじゃないけれど、どうせこんな時期に衆議院を解散するのなら、今日にすれば良かったのにと思ってしまいます。
だって、今日なら『日蝕解散』と言えたのに。
苦しい選挙になるのは火を見るより明らかな現与党。
日蝕解散と名付けることで、「欠けても元にもどる太陽」のイメージを党の味方につけることが出来るとは思わなかったのかなぁ。日蝕解散というおさまりの良いネーミングはマスコミに多用されるに違いないし、それは「欠けても戻る景気」「欠けても戻る日本」「欠けても戻る与党」のような連想が国民の無意識の中に刷り込まれ、いささかでも有利に進む可能性があるとか考えたりしないのかねぇ。
イメージ戦略は政治の大黒柱にはなれないけれど、決して不要な戦略でもないでしょう。
例えば、景気なんてものは、国民の気持ち一つで良くも悪くもなるのですから。
そう考えると、この程度のイメージ戦略のアイデアもないあたりが、現与党の限界なのかもなぁ。
古来より、「蝕」はしばしば政治の演出に使われて来たのにねぇ。
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コメント
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乱筆乱文お許しください。
溺れる者は藁をもつかむ
こんな事言ったらお天道様に怒られるかも知れません。だから陰に入ってしまうのか?
世襲制を良しとする風潮がその集合意識の発端ではないかと。江戸時代から始まるこのDNAを書き換えるのにあと何世代必要なんでしょう。
技術者の世界では自分のオリジナルを持つのが必須とされていますが、政の世界もやはりオリジナルが一番。とすれば、創造の前の破壊は避けられないのでしょうか。
個人的に欧米と比較する事を好みませんが、やはり対立の文化に育まれた人たちは必然的に確固たるものを持つように受け継がれているようで、地盤や看板を受け継ぐ事を一義とする人に、ある意味望んではいけないのかも知れませんね。
「またかよ」という落胆の刷り込みをリセットさせるだけのインパクトを日蝕に求めるとすると、ある意味最高のブラックジョークかも知れませんね。
「バカヤロー解散」の孫が「日蝕解散」
のんきんぐさんの仰るとおり、
そこまでやる度胸が彼らにあれば、
今頃この国は世界がうらやむ「日出ずる国」になっている事でしょう。
投稿: nob | 2009年7月22日 (水) 15時41分
「日蝕解散」上手いネーミングですね~(ノ´∀`*)
ともたんシティでは日食見れなかったけどねぇ~
今回の解散ではかなり自民党が戦後最大の不利
ってニュースとかで言ってたねぇ~
古来より、「蝕」はしばしば政治の演出に使われて来たのにねぇ。
↑へぇ~そうなんだぁ~(*≧m≦*)
のんきんぐさんのブログに来ると毎回お勉強になる
お話多くて感謝!感謝です(〃⌒ー⌒〃)∫゛
投稿: ともたん | 2009年7月22日 (水) 15時56分
こんにちは。
日蝕解散、いいですね。
というより、最近の政治、イメージ戦略でもないと見てられない気もします。
少しは私たちに希望とか、信頼とか与えて欲しいですね。
投稿: 下ちゃん | 2009年7月23日 (木) 12時57分
こんばんは~。
日蝕解散。 思いも付きませんでしたが、なるほどなあと感心しました。
麻生さんは漫画は読んでも、理科系のニュースとかはあまり見ないのかも。
もしくは発想が・・・・ネ。(笑)
投稿: ごんざえもん | 2009年7月24日 (金) 19時57分
「日蝕解散」
うますぎるネーミングとその奥の深さに脱帽です。
蘇るのか・・・それとも
昼間なのに、薄暗い政治が続くのか・・みたいな
イメージにもぴったりですねぇ^^;
投稿: いしまり総統 | 2009年7月24日 (金) 20時53分
のんきんぐさん、ウマすぎます「日蝕解散」。
選挙でのイメージ戦略大切ですよね。
結局は、無党派層をどれだけ取り込めるかの戦いですから、その無党派層は、イメージだけで相当引き寄せられるでしょうから。
失墜した自民党のイメージを、この1か月でどれだけ悪いイメージを消し去れるか、自民党選挙戦略担当のお手並み拝見ですね。
投稿: NA1 | 2009年7月25日 (土) 01時02分
nobさんの乱筆乱文を見てみたいものですが、今回も実に筋の通ったリズムの良いコメントですねヽ(^o^)ノ
政教分離の必然性はよくわかりますが、そうは行っても政治は「まつりごと」なんですよね。
私のブログなんぞで勉強しないで、読書するべしーヽ(^o^)ノ
政治家さんがちょっと失言したぐらいで、人間失格といわんばかりに騒ぎ立てるマスコミさんが、一番政治への希望や信頼をぶっ壊しているのかもしれないですね
ヽ(^o^)ノ
麻生さんについては、本当のところわからないことが多いのですが、大いに疑問に思っていることが一つあります。
良い友達や良いスタッフがいないんじゃないかと思うのですよ。
最初にそう思ったのは、例の一連の誤読からです。
麻生さんはこれまでだって、人前で講演なさる機会は沢山沢山あったはずなのです。
当然、その際読み間違いもしているはず。
そこでもし、良い友人・スタッフに恵まれていたのなら、とっくに訂正が入って誤読なんて無くなっていくと思うのですよ。
それがあの無残な状態で放置されてしまっているのは、きっと本気で彼をささえる取り巻きをもっていない証なのではないかと思うのです。
これって、政治家としては致命的なことなんじゃないかなぁ。だって、政治家というのは個人ではなくユニットで活動するものでしょ。
誤読の指摘をしてくれる仲間も、イメージ戦略を立てる仲間もいない。そんなユニットは機能しないと思うなぁ。
えー、少なくとも景気ぐらいは蘇ってほしいです
ヽ(^o^;)ノ
自民党選対は大変ですよね。
基本的にマスコミが敵なので、頑張っても公平には報道してもらえませんものね。
だといえのに、解散前の体たらくはちょっと悲しくなりました。
決して民主党が圧倒的に素晴らしいという状況ではないと思うのですがねぇ。
投稿: のんきんぐ | 2009年7月25日 (土) 01時49分