風評被害(2)
前回風評被害を書いて以降、Twitterや「ことづて」で色々な方とお話しました。
殆どの方は同意のコメントを下さったのですが、中には本当に根の深い政府不信を抱いておられる方も見受けられました。
ただ、「根の深い」といっても何らかの事実に基づく不信感ではなく、不安から生じた様々な誤解が「根」になっていることが良く良くわかって来ました。
政府や科学者は嘘のない正確な表現をしなければならない立場にありますが、その「正確な表現」までもが不信の対象になってしまうことまであるようなのです。
例えば、3月20日にホウレンソウ等から食品衛生法上の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたことを受けて、枝野官房長官は次のように発言しました。
「ただちに健康に影響を及ぼすとは考えられない」
これは極めて正確で誠実な発言であり、諸データから見ても文言通りに受け取って安心して良いのですが、不安を抱えた方が御覧になると、
「ただちに?ということは、そのうち何からの影響が出るってこと?」
というように、さらなる不安材料になってしまうようなのです。
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